町の概要

更新日:2022年04月01日

久山町の位置が示された地図

 東に犬鳴山地を背負い、西の方はるかに博多湾を望む久山町は、南北に連なる糟屋地区1市7町のほぼ中央に位置し、人口160万都市の福岡市に隣接しながらも、豊かな自然、地域に息づく歴史と文化、人々のつながりが残る町です。

 総面積37.44平方キロメートル余で、古賀市・篠栗町に次ぐ糟屋地区第3位の広さを誇る町でありますが、町土の3分の2は山林で、人口は9,000人余りです。

 久山町は、日本全体が経済優先で進んでいた時代からずっと「豊かに暮らす」ことを大切に「国土・社会・人間の健康づくり」を基本理念とした、個性豊かなまちづくりを進めてきました。

 人口や経済規模の大小が豊かさを測るものさしではなくなってきた現在、『新国富指標「持続可能な豊かさ」』では福岡県第1位となるなど、SDGsを先取りした町としても評価されています。

国土の健康

桜の木の下を並んで歩いている人達の写真

木々に覆われた山や、清らかに流れる川。
それらを取り巻く四季の移ろいが美しいひさやまには、緑の恵みを大切にする人々の想いに守られた自然がいっぱい。
春にはお花見、夏にはホタル鑑賞や川遊び、秋には紅葉狩り…。
都会のすぐ隣で、思いっきり遊んだり、ホッと一息ついたり。
ひさやまでは、そんな自然があなたを待っています。

社会の健康

「道徳のまち」ひさやま

かるた遊びをしている子供4人の写真

「おはようございます!」「こんにちは!」
久山町のまちかどには、いつも元気なあいさつが響いています。
この町では、文化・スポーツ活動や地域行事、そして日々のふれあいを通して住民同士が交流を深め、元気あるまちづくりに取り組んでいます。中でもキラリと光る特徴的な取り組みが「道徳」教育。
心の豊かさや人を思いやる気持ちを育み、誰もが笑顔な町にするため、久山町では昭和52年から「道徳のまちづくり」に取り組んでいます。

伝統文化が息づくまち

大人と子供が混じって夜に綱引きをしている写真

麗らかに流れる河川、照葉樹林が育む山々。その麓に守り、伝えられる神社仏閣や伝統行事。
「九州の伊勢」として昔から信仰を集めてきた伊野皇大神宮や、近世の様相そのままを現代に伝える山岳寺院、首羅山遺跡。夏の夜を華やがせる祇園祭や盆綱引き。
久山町には、昔から伝わる人々の祈りの心が息づいています。
目まぐるしく移ろう現代に生きる私たちに、それらはかけがえのない居場所を与えてくれるのです。

人間の健康

赤いTシャツを着た人が真ん中に立ち、両隣に2名の人が立っている写真

昭和36年から続く、九州大学、町内開業医、町が連携した健康づくりの取り組みは、「ひさやま方式」として世界に広く知られており、医学の発展に大きく寄与してきました。久山町では、長い歴史を誇るこの取り組みをさらに発展させ、誰もが健やかな町をめざした健康づくりに取り組んでいきます。

久山町の沿革

青空の下白い外壁の役場を入り口近くの道路から建物全体を写した写真

昭和31年(1956年)9月30日、町村合併促進法によって誕生した久山町は、久原村と山田村との合併によってできた町です。

 和名鈔によると久山町は筑前國粕屋(加須屋)郡杵原(久浪良)郷とあり、黒田長政が筑前の国に入国の後表粕屋、裏粕屋、宗像の三郡をもって一行政区として郡奉行を置き支配されてきました。明治元年4月王政復古により政体職制を改正され、領地を瀋と改称し、更に明治4年廃藩置県により福岡県と改められ、以後明治6年4月、県に大小の制を敷かれ明治9年2月、現在の福岡市大字蒲田、久原、猪野、山田を糟屋郡第7小区として形成されたことがあり、この時からすでに旧山田村と旧久原村は行政区としてのつながりがあったものと思われます。その後、明治11年7月、郡区町村編成法の発布以来数回の行政区画の変更はなされてきましたが、明治22年4月、町村制の施行により利害関係の最も密接な猪野村、山田村の2村を合併して山田村とし、久原村を久原村として自治体をつくり、従来の村は大字の名において行政が行われてきました。昭和28年町村合併推進法の施行により2度目の町村合併が進められ、山田村と久原村も昭和31年9月30日に合併の運びとなり、ここに久山町が誕生しました。

町のシンボル

町章

青に白で型取りした町章

この町章は「ヒ」の字を図案化したもので、町民の融和と団結を表し限りない躍進をするさわやかな久山町を象徴したものです。

町木:けやき

緑のけやきの葉っぱをアップで写した写真

都市部からほどよい近さにある久山町。
町木のケヤキは幹が太くまっすぐで、こずえが箒状に天高くそそり立つ高木です。その姿は、豊かな自然に囲まれ、まっすぐ大きく育つ久山の人々そのものです。

町花:エビネ

黄色のエビネの花をアップで写した写真

蛍飛びかう初夏から夏までがもっとも久山らしい季節です。ケヤキの若葉が輝きエビネランやしゃくやくなど久山を代表する花も見られます。

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