下久原若八幡宮が国登録有形文化財に!
下久原若八幡宮本殿・拝殿・幣殿が国登録有形文化財となることが決まりました。
若八幡宮は、弘長2年(1262年)創建と伝えられ、江戸時代に書かれた『筑前國続風土記拾遺』によると立花道雪の家臣城戸次郎左衛門・荒津伝兵衛が両家の鎮守を願い天正2年(1574年)に現在の場所に移して社殿を建立し、上村・下村・鍛冶・深江・木寄・国次の産神としたとされます。
現本殿は江戸時代寛政11年(1799年)に建立されたもので223年経ち、久山町で最古の社寺建築となります。
宮総代の陶山明さんは「若八幡宮が登録文化財となることを誇りに思います。今後は皆さんとともに「鎮守の森=歴史的景観」として保存・維持管理していきたいと思います。」と話していました。
登録の経緯
若八幡宮は、平成11年に老朽化から社殿整備の話が持ち上がりました。
当初は建て替えの予定でしたが、建物を調査した河上信行先生が、町内で最も古い社寺建築であることから、修理して残すことを提案され、当時の宮総代と区長が中心となって下久原区で協議を重ね、修理して保存することが決まりました。
平成13年9月に完成し、修理の成果を『福岡県久山町若八幡宮本殿・拝殿・幣殿修理工事報告書』にまとめました。
今回はその報告書がきっかけとなり、福岡県から登録にふさわしい建物であるというお話があり、下久原区と宮総代で協議の上、文化庁に意見具申を行い、7月に答申がありました。
見学会開催
10月30日、国登録有形文化財下久原若八幡宮の見学会が開催され、町内外から約100名の方が参加しました。
若八幡宮総代会から「自分たちが守ってきたお宮が国登録と決まり、誇りに思います」とあいさつがあり、久山欅太鼓による奉納太鼓が演奏され、絵馬や建物の専門家による説明がありました。
参加者からは、「由緒あるこのお宮を大切にしていきたい」などの声が聞かれました。
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更新日:2022年10月31日