10月12日は、けやきっ子みんなの運動会

更新日:2024年11月11日

楽しく平和に暮らしていたのに、ある日大きなまぐろがやってきてきょうだいたちを1匹残らず食べられてしまったスイミー。悲しい気持ちを一人で背負い暗い海を泳いでいきます。それでも味わったことのない新しい世界に出会い、前を向いて泳いでいこうとするスイミーの強さに思わず大人の私たちも、この絵本の世界観に吸い込まれてしまいます。「1匹だけでは無力だけど、みんなで力を合わせれば大きなまぐろに向かっていくことができる、自分の行きたいように自由に泳ぐことができるんだよ」と仲間に呼びかけるスイミーの心の奥には、「このままではいけない、なんとか考えなくちゃ」と一生懸命生きていこうとする心の叫びやエネルギーが感じられます。

令和6年度のけやきの森幼稚園の運動会は、ずっと昔から読み伝えられている「スイミー」の物語をもとに取り組んでいくことにしました。私も小さい頃からこの絵本を何度となく読できました。前向きに向かっていこうとする力強さ、考えることの大切さ、諦めない心、仲間とつながることの意味、そして自分らしさとは何かなどたくさんのメッセージが伝わってきます。これまで自分が歩んできた道や重ねてきた年齢によってメッセージの受け止め方も人それぞれ。子どもから大人までやさしく寄り添ってくれるのが絵本です。今のけやきっこの子どもたちにスイミーの物語はどう寄り添ってくれるのでしょうか。子どもたちは何を感じてくれるのでしょうか。もうすぐ運動会。楽しみです。この機会に親子でスイミーの絵本を読んで楽しんでくださいね。

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赤い魚とスイミーの絵

運動会のプログラムは子どもたちの手作りです。お楽しみに。

運動会プログラム
年長さんのドンドンリレーは楽しいね

年長組さんが大好きなリレー。仲間とのつながりを感じているところです。

年中おさかなさんになって踊ろう

年中さん。お魚になって海の中のダンスを楽しみます。

海の絵を描いている年少さん

年少さん。海の中をイメージした絵の具遊びです。

お魚の色が増えていったね

スイミーがワクワクしていくと、お魚の色塗りの範囲が増えていきます。

お魚のシールが増えていったね

運動会に向かう活動の中でいろいろな心が育っていきます。、

まぐろと小さな魚の絵

大きな魚に向かっていく「力」や「気持ち」が育っていくと赤い魚も増えていきます。