剖検事業

更新日:2023年04月01日

昭和36年(1961年)から九州大学と共同で始まった健診を柱とする「久山町研究」ですが、翌年から、脳卒中の正確な診断とその予防策を追求するため、病理解剖も始まりました。研究結果は、日本の医学はもとより、世界の医学にも大きく貢献してきました。

また、ひさやま健診と病理解剖により、脳卒中や心臓病の危険因子が高血圧であること、さらに、脳梗塞や心臓病の危険因子が糖尿病であることがわかりました。現在では、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を予防すること、歯が健康であること、人との交流を行うことが認知症予防につながることも明らかになってきました。

町民の皆様の協力により、多大な成果を挙げてきた病理解剖ですが、近年、画像診断技術の精度が向上したことで死因の究明が可能になり、生前での診断の精度も向上したことから令和5年3月31日をもって終了しました。

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