久山町での歯の健康づくり事業

更新日:2026年03月30日

久山町での歯の健康づくり事業の歴史

久山町ではむし歯を経験する子どもを減らすことを目的に、1976年から歯科保健事業を行っています。1984年からはフッ化物を取り入れた歯科保健事業を開始しました。現在までに保護者、保育園・幼稚園の園歯科医、小学校・中学校の学校歯科医、九州大学予防歯科の協力のもと、幼稚園や保育園、学校において歯科健診やフッ化物洗口、フッ化物塗布、ブラッシング指導、昼食後の歯磨きを実施しています。また、1998年よりひさやま健診で40歳以上の希望者への歯科健診も行っています。

これまで町で取り組んでいる歯科保健事業の成果についてお伝えします。

フッ化物を用いた歯の健康づくりとその成果

フッ化物はむし歯予防に効果的とされ、久山町では、1984年から1歳6か月児健診・3歳児健診での歯科健診とフッ化物塗布、1歳6か月児健診以後の定期的な幼児歯科健診、小学校での歯科健診とフッ化物洗口事業を開始し、2024年で40年を迎えました。

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フッ化洗口

1984年~ 幼稚園、小学校で週1回実施

2021年~ 中学校で週1回実施

フッ化物洗口事業が開始した1984年には、久山町12歳児1人平均むし歯の本数が5.0本と全国平均を上回っていました。しかし、その4年後には全国の値を下回り、2023年には0.3本となっています。

久山町の2023年度の12歳児のむし歯本数を福岡県内の地区と比較すると、県平均や、他地区よりも少ないことが分かります。

福岡県内の12歳児1人平均むし歯保有本数状況

2024年のひさやま健診受診者(40~50歳)の歯の状況を分析し、幼少期にフッ化物洗口を行っていた大人への影響を比較しました。その結果、小学校でフッ化物洗口の経験がない人よりも久山町内の小学校でフッ化物洗口の経験がある人の方がむし歯の本数が少ないことが分かりました。

この分析から、幼少期にフッ化物洗口を行うことで、大人になってもむし歯の本数を減らすことができると言えます。

ひさやま健診受診者のむし歯保有状況

・小学校でフッ化物洗口をしていた人はむし歯が少なかった。

・フッ化物洗口の効果は長期間にわたると言える。

ひさやま健診での歯科健診について

歳を重ねると歯は少なくなるものだと思っていませんか?

実は、久山町住民の歯が20本ある人の割合は2007年以降、40歳以上のどの年齢層でも増加しています。特に80歳以上の歯が20本以上ある人の割合は15年間で3倍になっています。

久山町住民の歯の本数の推移

歯の健康を保ち歯の本数を維持することで、いつまでも自分の歯で食べることは十分に可能です。

生涯おいしく食べて楽しく生活するために歯科医院での定期的な健診など歯のメンテナンスを実施していきましょう。

お口の健康と認知症の関連

久山町住民の歯の本数と認知症の発症リスクについて分析すると、歯の本数が少ない人ほど認知症の発症リスクが高くなることが分かりました。また、歯周病と認知症の発症リスクについて分析すると、歯周ポケットの深さが深い(歯周病が進行している)人ほど認知症リスクが高くなることが分かりました。

この分析から、歯の喪失や歯周病を予防することも、認知症予防のために重要であると考えられます。

※歯周病:口の細菌が原因となって歯肉に炎症が起きる病気

歯と口の健康状態が悪くなって、多くの歯を失うと、食事がとりにくくなり栄養状態が悪化します。さらに、噛むことが減って脳への刺激も低下し、認知症の進行に関わることも分かっています。

また、歯肉には多くの血管があり、全身とつながっているため、歯周病になると、歯肉から歯周病の細菌や炎症が血液に入り、全身に広がっていきます。全身に広がった炎症は認知症の進行に関わると考えられています。

認知症予防はもちろん、生涯にわたって楽しく食事ができるように、歯の喪失の最大の原因である歯周病とむし歯を予防し、自分の歯を1本でも多く残していけるように毎日のお口のケアと歯科医院での定期的な健診を心がけましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

健康課
〒811-2501 福岡県糟屋郡久山町大字久原1822番地1

電話番号:092-976-3377
ファックス:092-976-3378

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