首羅山遺跡国史跡指定10周年記念イベント開催

更新日:2023年12月25日

上久原区の白山にある首羅山遺跡は、遺跡の重要性はもちろん、町の子どもたちや地域の方々をはじめ、多くの人が遺跡に関わり、未来に届けようと活動していることが評価され、平成25年3月に国史跡となりました。歴史文化勉強会の活動や学校での総合学習、登山会の実施など幅広い活動が行われ、年間2万人が訪れている遺跡です。

12月16日、17日の2日間は、「国史跡首羅山ー10年のあゆみと調査・研究の到達点」と題して、国史跡指定10周年を記念するイベントを開催しました。イベントには、地域の方々をはじめ、鹿児島や東京など全国から約300名の方が参加されました。

イベント1日目は、久原小学校6年生による活動発表や西谷正 氏(九州大学名誉教授)、伊藤幸司 氏(九州大学大学院教授)による講演、調査や研究に携わる方からの報告やパネルディスカッションを行いました。発見された遺物から分かる世界との繋がりやこれからの展望について専門的な視点からお話いただきました。

2日目は、レスポアール久山が主催するツキイチ登山会とコラボレーションした首羅山遺跡見学会を行いました。要所では、中学生や大学生、ボランティアの方々による説明があり、参加者の皆さんは、遺跡を学びながら、登山を楽しまれていました。

久山町では、現在、来年度の本谷・西谷地区公開に向けた整備や山頂地区の発掘調査を進めています。また、首羅山の魅力を世界にも発信するため、小学生が製作した絵本「わたしたちの首羅山ものがたり」の英語版を中学生が製作するなど新たな取り組みも行っています。

 

久原小学校6年生による首羅山伝承の劇の様子

パネルディスカッションの様子

現地見学会にてボランティアが説明する様子

宋風獅子を間近で見る参加者の様子

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