久山町の水道のしくみ

更新日:2022年04月01日

現在、稼働している久山町浄水場は、久山町で使用されているすべての水道水の浄水処理を行っています。年間を通じて、比較的きれいな原水を取水できることから久山町浄水場では、自然の浄化作用を利用して浄水処理を行う緩速ろ過方式を採用しています。ここでは、浄水場から皆様のご家庭に給水するまでの、浄水工程をご紹介いたします。

久山町浄水場の概要

奥に山が見え、手前に四角く囲まれたプールのような場所に水が入っている浄水場の写真
  • 所在地 福岡県糟屋郡久山町大字猪野1513番地
  • 面積 14,600平方メートル
  • 施設能力 3,750立方メートル(1日最大給水量)

水源

猪野川、久原貯水池、正ヶ浦池、草場井戸の4か所の水源を有し、水道水の元となる原水を取水しています。原水は導水管を通り、久山町浄水場へ送られます。

浄水施設

久山町浄化水場系統図

着水井

原水の水位を安定させ、原水の量の測定や調整を行います。また、その後の浄水処理を的確に行うために濁りの度合いを調べます。

混和池

原水の濁りが著しい場合、凝集剤を添加し原水中に均一に拡散させます。凝集剤は水の汚れの原因物質である濁質を凝集し、フロックと呼ばれる濁質のかたまりを形成させることで、濁質を沈殿しやすくすることを目的として添加されます。

フロック形成池

混和池で凝集剤が添加された時に緩やかな攪拌を行うことでフロックを形成成長させ、重く沈殿しやすいフロックにして沈殿池へ送ります。

普通沈殿池

緩速ろ過池の負担を軽減するために、原水中の砂や大粒の濁質を自然沈降によって沈殿させます。

緩速ろ過池

砂層を1日あたり4~5メートルのゆっくりとした速度で原水を通過させます。砂層内の微生物によって構成された生物ろ過膜による自然の浄化能力を利用してろ過を行います。

浄水池

緩速ろ過池を通過したろ過水に塩素を注入して、消毒を行い貯留します。消毒された浄水はポンプにより配水池に送られます。

配水池

浄水池から送られた浄水を貯留します。貯留した水は自然流下により水道管を通じ、各ご家庭に届けられます。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道課
〒811-2592 福岡県糟屋郡久山町大字久原3632番地

電話番号:092-976-1111
ファックス:092-976-2463

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